インプラント治療とは、歯が抜けて無くなった部位の顎の骨に、直接人工の歯根と人工の歯を固定し、天然の歯が生えていた頃と同様の機能性と美しさを回復させる方法です。 患者様に合わせて一本ずつ作るため、外見も天然の歯とほとんど変わらず、自分の歯と同じように噛めるため、生活習慣病や認知症の予防になるとも言われています。
メリットインプラントは人工歯根といいますが、骨と結合し、噛んだ時の力を受けてくれるので、被せ物を被せることで患者様ご自身の歯と同じように機能します。そのため、ブリッジや入れ歯のように周りの歯を削って負担をかけることがないため、健康な自分の歯を守ることができます。
デメリット保険診療で認められていないため値段が高いことやブリッジや入れ歯に比べて治療期間が長くなることです。
歯を失った場合にインプラント治療は適応となります。 患者様の全身状態やお口の中の状態、骨の状態によっては、事前の問診やレントゲン検査、お口の中の状態などの情報を得て、さらには骨の状態などの情報のもと、さまざまな視点から診査診断を行っています。
インプラント治療の成功の有無は、チタン製のインプラントがいかに顎の骨にしっかり結合するかが大きなポイントとなります。 チタンは化学的に安定しており、錆びたり劣化しない、そして骨と結合する能力は時間がたっても変わらないという前提のもとに医療現場で使用されてきました。 しかし、最近の研究では、インプラントは、未開封・未使用、使用期限内の状態でも、製造されてから約3日で、骨と接着する力が50パーセント程度に低下していくということがわかっています。 これを「チタンエイジング」と呼びます。歯科医師が、製造後の新鮮なインプラントを入手することは不可能であり、これら「チタンエイジング」を解決する方法として、UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)の小川隆広教授によって開発されたのが、「光機能化インプラント」です。
ガイデットサージェリーとは、手術用テンプレート(インプラントガイド用マウスピース)を用いたオペのことです。まず、コンピューター画面上で人工の歯を理想的な位置に再現し、それを元にインプラントを埋入する最適な位置を決めてシミュレーションを行います。それを元に3Dプリンターで手術用テンプレートが作製されます。オペはその手術用テンプレートを用いて行います。恵優会では、全ての症例において患者様ごとに作製した手術用テンプレートを使用し、インプラントのオペを行います。手術用テンプレートにはスリーブと呼ばれる筒状の構造があり、ドリルやインプラントをスリーブに通すだけで、シミュレーション通りの位置と深さにインプラントを入れる事が可能です。ガイデッドサージェリーを利用することにより、神経などの危険領域に侵すリスクを低減し、短時間でも正しい位置にインプラントを埋入する事が出来ます。
切らない(メスを使わない)インプラント治療。 当院では、インプラントを埋入しようとしている部分に十分な骨と歯肉が存在する場合、無切開無痛手術(フラップレスサージェリー)という術式を採用しています。 無切開無痛手術とは、従来から当たり前のように行われている、メスを使って歯肉を切開、剥離するというプロセスを省き、歯肉に直径4mm程度の穴を開け(開けないときもあります)、その穴からインプラントを埋入するため、身体にかかる負担が少ない手術方法です。
通常、怪我をして血管が破れると、その血管の穴を埋めるために血液中の凝固因子が刺激されてフィブリンという物質が形成され、傷口をふさいで出血を止め傷の治りを促進します。 CGFとは、患者様から採血した血液に、添加物を一切加えずに人工的に作製した完全自己血液由来のフィブリンをゲル状にしたものです。 当院では、骨不足の人にもインプラント治療を可能にするため、厚生労働省の認可を受け、CGF再生治療を取り入れています。
歯がなくなり、噛むことによる圧力が顎の骨に伝わらなくなると、骨細胞は退化し、やせ細ってきます。 そうなると、入れ歯が安定せず、しっかりとものを噛むことができなくなります。 インプラントオーバーデンチャーとは、現存する歯やインプラントの上に入れ歯を製作する方法です。 顎の骨に数本のインプラントを埋め込み、入れ歯の裏側とインプラントを連結して、入れ歯を動かないようにしっかり安定させることができるため、しっかりとものを噛めるようになります。 自由に取り外しもできるため、メインテナンスが非常に簡単。さらに、インプラントの本数が少ないため、治療費が抑えられ、手術による全身的な負担も軽減されます。
インプラントは保険適用外治療です。できるだけわかりやすくご説明いたします。不明な点はお気軽にお尋ねください。経験豊かなドクターがオペを担当いたします。
インプラントの手術は外科的処置になりますので、専用個室が必須となります。滅菌した道具や手術着を用意しても個室になっていないと完全に衛生的とはいえません。
インプラントは埋入して終了ではありません。いつまでもインプラントを保たせ、健康な口腔内を維持するには、ご自宅での歯ブラシなどのセルフケアと医院での定期的なメンテナンスです。当院は埋入後もホームドクターとしてメンテナンスを担当させていただきます。
専用のオペ室、歯科用CT、滅菌対策でより安全なインプラント治療を行います。ガイデットサージェリーというインプラント用マウスピースを用いた治療法なのでより安全で、短時間なインプラント埋入が実現します。
当院は、患者様に寄り添いながら説明を行い、治療後のメンテナンスも大切にしています。前橋市、吉岡町で歯医者をお探しの方、インプラントでお悩みの方は是非当医院にご来院下さい。